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【名古屋市港区の皮膚科】フケが止まらない、鼻のわきが赤い…それは脂漏性皮膚炎かもしれません|名古屋みなとクリニックが原因と治療を詳しく解説
【名古屋市港区の皮膚科】フケが止まらない、鼻のわきが赤い…それは脂漏性皮膚炎かもしれません|名古屋みなとクリニックが原因と治療を詳しく解説
「シャンプーを変えてもフケが治まらない」 「鼻のわきや眉間が赤くなって、皮がポロポロむける」 「かゆくて頭をかいてしまう。抜け毛も増えた気がする」 「市販の育毛剤やフケ用シャンプーを試したが、良くなったり悪くなったりの繰り返し」
こうした症状でお困りの方は少なくありません。名古屋市港区の皮膚科、名古屋みなとクリニックにも、フケや頭皮のかゆみ、顔の赤みについてのご相談が数多く寄せられます。
市販のシャンプーやスキンケアを変えても改善しない場合、**脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)**の可能性があります。皮膚科で治療すれば、多くの方は数週間で目に見えて楽になる病気です。
この記事では、脂漏性皮膚炎の症状・原因・治療について、皮膚科の視点から整理しました。
目次
- 脂漏性皮膚炎とはどんな病気か
- できやすい場所と症状の特徴
- 原因は「マラセチア」というカビ
- 似ている病気との見分け方
- フケと抜け毛の関係
- 皮膚科での治療と薬の比較
- ご家庭でのスキンケアと洗い方
- 赤ちゃんの脂漏性皮膚炎について
- よくある心配事Q&A
- 当院での対応内容
- こんな方はぜひご相談ください
1. 脂漏性皮膚炎とはどんな病気か
脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌が多い部位に起こる慢性の湿疹です。皮膚科ではごくありふれた病気で、成人の数パーセントにみられるとされています。
大きな特徴が2つあります。
ひとつは、良くなったり悪くなったりを繰り返すこと。季節の変わり目、睡眠不足、ストレス、飲酒などをきっかけに再燃します。
もうひとつは、適切な治療で確実に改善すること。慢性の病気ではありますが、コントロールできない病気ではありません。ここを誤解して、何年も市販品だけで対処し続けている方が多いのが実情です。
発症のピークは2つあり、生後2〜3か月頃の乳児期と、30代以降の成人期です。成人では男性にやや多くみられます。
2. できやすい場所と症状の特徴
脂漏性皮膚炎は、皮脂腺が多い場所に決まって出ます。「どこに出るか」が診断の大きな手がかりになります。
頭部
- フケが増える(乾いた細かいフケ、あるいは湿った黄色っぽいかさぶた状のもの)
- 頭皮のかゆみ
- 赤みやべたつき
顔
- 鼻のわき(小鼻の脇)の赤みと皮むけ
- 眉毛・眉間
- 生え際
- 耳の後ろ、耳の中
その他
- 胸の中央
- 背中の中央
- わきの下、そけい部
かゆみの程度はさまざまで、まったくかゆくない方もいれば、かき壊してしまうほど強い方もいます。
左右対称に出ることが多いのも特徴です。片側だけに出ている場合は、別の病気を考えます。
3. 原因は「マラセチア」というカビ
脂漏性皮膚炎の主な原因は、マラセチアという真菌(カビの一種)です。
マラセチアは誰の皮膚にも常在している菌で、それ自体は珍しいものではありません。ただしこの菌は皮脂を栄養にして増え、皮脂を分解する際に遊離脂肪酸という刺激物質を作り出します。これが皮膚に炎症を起こします。
つまり、
皮脂が多い → マラセチアが増える → 刺激物質ができる → 炎症・かゆみ・フケ
という流れです。
ここで大事なのは、不潔だからなる病気ではないということです。むしろ洗いすぎて皮膚のバリアを壊してしまうと悪化します。この誤解から、必要以上にゴシゴシ洗って症状を長引かせている方をよくお見かけします。
悪化させる要因としては、次のようなものが知られています。
- 睡眠不足、疲労、ストレス
- 季節の変わり目、気温・湿度の変化
- 飲酒、脂質や糖質に偏った食事
- ビタミンB群の不足
- 洗いすぎ、または洗浄不足
- 特定の内服薬
4. 似ている病気との見分け方
見た目が似ている病気がいくつかあり、自己判断が難しいところです。治療法が異なるため、まず診断をつけることが大切です。
| 病気 | 出やすい場所 | 見た目の特徴 | 治療の方向性 |
|---|---|---|---|
| 脂漏性皮膚炎 | 頭皮、鼻のわき、眉間、耳、胸背部の中央 | 黄色みがかった鱗屑、境界がやや不明瞭な赤み | 抗真菌薬が中心 |
| アトピー性皮膚炎 | 肘・膝の内側、首、全身 | 強いかゆみ、乾燥、皮膚が厚くごわつく | 保湿とステロイド外用が中心 |
| 尋常性乾癬 | 頭皮、肘・膝の外側、腰 | 銀白色の厚い鱗屑、境界がはっきりした赤み | 専用の外用薬・光線療法など |
| 酒さ | 頬、鼻、額 | 赤みとほてり、血管が透けて見える、鱗屑は少ない | 専用の外用薬・内服 |
| 接触皮膚炎 | 触れた部分に一致 | 境界がはっきりし、左右非対称なことが多い | 原因の除去 |
| 頭部白癬 | 頭皮の一部 | 円形の脱毛を伴う、境界明瞭 | 抗真菌薬の内服 |
特に間違われやすいのが、頭皮の脂漏性皮膚炎と乾癬です。どちらもフケが出ますが、乾癬は鱗屑が厚く、はがすと点状の出血がみられることがあります。当院ではダーモスコピーなども用いて鑑別しています。
5. フケと抜け毛の関係
「フケが増えてから抜け毛も増えた」というご相談は非常に多いです。
まず整理しておくと、脂漏性皮膚炎そのものが直接的に強い脱毛を起こすことは、あまり多くありません。ただし次のような経路で、抜け毛が増えることはあります。
- 炎症が長く続くことで、毛の成長サイクルが乱れる
- かゆみのために頭皮をかき、物理的に毛が抜ける
- 炎症のある頭皮の状態が、育毛環境として悪い
一方で、男性型脱毛症(AGA)と脂漏性皮膚炎が同時に存在しているケースもよくあります。この場合、脂漏性皮膚炎の治療だけでは抜け毛は止まりません。
「抜け毛が気になる」という理由で育毛剤を使い続け、かえって頭皮の炎症を悪化させてしまう方もいらっしゃいます。まずは頭皮に炎症があるのかどうかを確認してから、対策を決めることをおすすめします。
なお、円形に抜けている場合は円形脱毛症や頭部白癬など別の病気の可能性があるため、早めにご相談ください。
6. 皮膚科での治療と薬の比較
治療の柱は「マラセチアを減らすこと」と「炎症を抑えること」の2本です。
| 分類 | 一般名(主な商品名) | 目的 | 特徴・注意点 |
|---|---|---|---|
| 抗真菌外用薬 | ケトコナゾール(ニゾラール)クリーム・ローション | 原因となるマラセチアを減らす | 治療の中心。長期に使用でき、再燃予防にも用います。頭皮にはローションが使いやすいです |
| ステロイド外用薬(顔用) | ヒドロコルチゾン酪酸エステル(ロコイド)、クロベタゾン(キンダベート)など | 赤み・かゆみを速やかに抑える | 顔は弱めのランクを短期間。改善したら抗真菌薬へ移行します |
| ステロイド外用薬(頭皮・体幹用) | ベタメタゾン(リンデロン)など | 炎症が強い部位に | 頭皮はローションやスプレーが使いやすいです。漫然と続けないことが大切です |
| 抗真菌成分配合シャンプー | ミコナゾール硝酸塩配合の薬用シャンプーなど | 頭皮のマラセチアを日常的に抑える | 週2〜3回から。泡を数分置いてから流すのがコツです |
| ビタミンB群の内服 | リボフラビン(ビタミンB2)、ピリドキサール(ビタミンB6) | 皮脂分泌の調整を助ける | 補助的な位置づけです |
| 抗ヒスタミン薬 | 各種 | かゆみが強い場合 | かき壊しの予防に |
治療のポイントは、良くなったところでやめないことです。
多くの方は2〜4週間で見た目が落ち着きますが、そこで完全にやめると再燃します。症状が消えたあとも、抗真菌薬や薬用シャンプーを週に数回続ける「維持療法」に切り替えることで、良い状態を保ちやすくなります。
ステロイド外用薬については、「顔に塗るのが不安」というお声をよくいただきます。適切なランクを適切な期間使う限り問題はありません。当院では、いつまで塗るか、どのタイミングで抗真菌薬に切り替えるかまで含めてご説明します。
7. ご家庭でのスキンケアと洗い方
薬と同じくらい、日々の洗い方が結果を左右します。
頭皮
- シャンプーは1日1回。朝晩2回は洗いすぎです
- 爪を立てず、指の腹で洗う
- 薬用シャンプーは泡立てたあと2〜3分置いてから流す
- すすぎ残しをつくらない(生え際、耳の後ろが残りやすい)
- 洗ったあとはしっかり乾かす。生乾きは悪化要因です
顔
- 洗顔は朝晩2回まで。ゴシゴシこすらない
- 脂っぽいからと拭き取り化粧水やスクラブを使うのは逆効果です
- 洗顔後は保湿を。皮脂が多くてもバリア機能は低下しています
- ノンコメドジェニックなど、油分が重すぎない製品を選ぶ
生活面
- 睡眠を確保する。寝不足は分かりやすく悪化要因になります
- 飲酒を控えめに
- 脂質・糖質に偏った食事を見直し、ビタミンB群(レバー、卵、納豆、緑黄色野菜)を意識する
8. 赤ちゃんの脂漏性皮膚炎について
生後2〜3か月頃の赤ちゃんに、頭や眉に黄色いかさぶたのようなものがつくことがあります。これが乳児脂漏性皮膚炎です。
成人のものとは経過が異なり、多くは生後6か月から1歳頃までに自然に治まります。過度な心配は不要です。
ご家庭でのケアとしては、
- 入浴前にベビーオイルやワセリンでかさぶたをふやかす
- 数分置いてから、石けんの泡でやさしく洗う
- 無理にはがさない
これで改善することがほとんどです。
ただし、赤みが強い、かゆがってぐずる、ジュクジュクしている、なかなか治らないという場合は、アトピー性皮膚炎や乳児湿疹との見分けが必要になります。自己判断でオイルやクリームを重ねるより、一度ご相談いただくほうが早く解決します。
9. よくある心配事Q&A
Q. 人にうつりますか。
A. うつりません。原因のマラセチアは誰の皮膚にもいる常在菌で、感染症ではありません。タオルや枕を分ける必要もありません。
Q. 完全に治りますか。
A. 体質的な要素があるため「二度と出ない」とお約束はできません。ただし、治療とスキンケアで症状のない状態を保つことは十分に可能です。血圧や花粉症と同じように、付き合い方を身につける病気とお考えください。
Q. 市販のフケ用シャンプーではだめですか。
A. 抗真菌成分が入っているものは、軽症であれば効果があります。ただし、数週間使っても改善しない場合は、そもそも診断が違う可能性があります。乾癬や頭部白癬では治療法がまったく異なります。
Q. ステロイドを顔に塗るのが怖いです。
A. 心配される方が多い点です。顔には弱いランクを短期間だけ使い、落ち着いたら抗真菌薬に切り替えるのが基本です。だらだら続けなければ問題ありません。使用期間と切り替えのタイミングを診察時に明確にお伝えします。
Q. 洗えば洗うほど良くなりますか。
A. 逆効果です。洗いすぎは皮膚のバリアを壊し、かえって皮脂の分泌を増やします。1日1回の適切な洗浄が基本です。
Q. 食事で気をつけることはありますか。
A. 脂質と糖質に偏った食事、そしてアルコールは悪化要因になります。ビタミンB2・B6を含む食品を意識していただくとよいでしょう。ただし食事だけで治る病気ではありません。
Q. どのくらいで良くなりますか。
A. 多くの方は2〜4週間で見た目が改善します。ただしそこでやめると戻るため、維持療法への切り替えが大切です。
10. 当院での対応内容
名古屋みなとクリニックでは、名古屋市港区で皮膚科・美容皮膚科の診療を行っています。脂漏性皮膚炎については次のように対応しています。
まず診断を確定させる 脂漏性皮膚炎か、乾癬か、アトピー性皮膚炎か、あるいは白癬か。ダーモスコピーによる観察や、必要に応じて真菌検査を行い、見分けます。長引いているケースほど、この確認が重要です。
部位に合わせた剤形の選択 頭皮にはローションやスプレー、顔にはクリームというように、塗りやすさを考えて処方します。塗りにくい薬は続きません。
塗り方の実演 どこにどれくらいの量を塗るか、実際にお示しします。「薬をもらったが塗り方が分からず自己流になっていた」というケースは非常に多いです。
維持療法の設計 症状が落ち着いたあと、どの薬を週に何回続けるかまで具体的に決めます。ここが再燃を防ぐ鍵になります。
抜け毛のご相談にも対応 頭皮の炎症とAGAが併存している場合、それぞれに応じた対応をご案内します。
赤ちゃんの湿疹にも対応 乳児脂漏性皮膚炎と乳児湿疹、アトピー性皮膚炎の見分けと、ご家庭でのケア方法をお伝えします。
美容皮膚科的なご相談も併せて 炎症後の色素沈着や赤みが残った場合のご相談も承っています。
11. こんな方はぜひご相談ください
- シャンプーを変えてもフケが治まらない
- 鼻のわきや眉間の赤み、皮むけが続いている
- 頭皮がかゆく、かいてしまう
- 耳の中や耳の後ろがカサカサする
- 胸や背中の中央に赤みが出る
- フケと一緒に抜け毛も気になり始めた
- 市販の育毛剤やフケ用シャンプーで改善しなかった
- 良くなったり悪くなったりを何年も繰り返している
- 顔にステロイドを塗ることに不安がある
- 赤ちゃんの頭や眉に黄色いかさぶたがついている
医師からのひとこと
脂漏性皮膚炎は、「治らない体質」だと思い込んで、何年も市販品だけで対処している方がとても多い病気です。
実際には、正しく診断して適切な薬を使えば、多くの方が数週間で変化を実感されます。診察室で「もっと早く来ればよかった」と言われることが本当に多い病気のひとつです。
ただ、良くなったところで治療をやめてしまうと、また戻ってしまいます。ここが一番のポイントで、症状が消えたあとに週2〜3回の維持療法へ切り替えることで、良い状態を保てます。
そしてもうひとつ。フケの原因は脂漏性皮膚炎だけではありません。乾癬や頭部白癬は治療法がまったく違います。市販のシャンプーを何本も試す前に、一度診断をつけてしまったほうが結果的に早く、費用も抑えられます。
顔や頭皮の症状は人目にも触れやすく、気持ちの面での負担も大きいものです。どうぞお気軽にご相談ください。
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