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ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)の診断と治療について
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)の診断と治療について
名古屋市港区の皮膚科・美容皮膚科
名古屋みなとクリニックです。
「頬のシミがグレーっぽい」
「肝斑治療をしても改善しない」
「普通のシミと少し違う気がする」
そのようなお悩みの中に、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)が隠れていることがあります。
ADMは一般的なシミとは異なり、皮膚の深い部分に色素が存在するため、通常の美白治療だけでは改善しにくい特徴があります。
今回はADMの特徴、診断、治療法について、皮膚科の視点からわかりやすく詳しく解説します。
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)とは?
ADMとは、
Acquired Dermal Melanocytosis
の略で、日本語では
- 後天性真皮メラノサイトーシス
- 後天性太田母斑様色素斑
などと呼ばれます。
真皮(皮膚の深い部分)に存在するメラノサイト(色素細胞)が原因となり、灰色〜青褐色の色素沈着を起こす疾患です。
特に日本人やアジア人女性に比較的多いとされています。
ADMの特徴
頬に左右対称に出やすい
ADMは、
- 頬骨周囲
- 下まぶた
- こめかみ
- 鼻周囲
などに出現しやすい特徴があります。
左右対称に出ることも多くあります。
色がグレー・青っぽい
通常のシミは茶色系ですが、ADMでは、
- 灰色
- 青灰色
- くすんだ褐色
に見えることがあります。
これは色素が真皮深層に存在するためです。
20〜40代で目立ちやすい
ADMは後天性のため、生まれつきではなく、後から徐々に目立ってくることが多いです。
特に、
- 紫外線
- 摩擦
- ホルモン変化
- 加齢
などが関与すると考えられています。
ADMと肝斑の違い
ADMは肝斑と間違われやすい疾患です。
肝斑の特徴
肝斑では、
- 薄茶色
- もやっと広がる
- 摩擦で悪化しやすい
特徴があります。
ADMの特徴
ADMでは、
- 点状〜斑状
- グレー調
- 比較的境界がわかりやすい
ことが多いです。
ADMと肝斑が混在しているケースも少なくありません。
ADMの診断
ADMでは診断が非常に重要です。
誤った診断で治療を続けると、改善しないだけでなく悪化することもあります。
診察で確認するポイント
皮膚科では、
- 色調
- 分布
- 左右対称性
- 色素の深さ
- 他疾患との違い
を確認します。
ダーモスコピー
拡大鏡(ダーモスコピー)を用いて、
- 色素分布
- 深さ
- パターン
を確認することがあります。
鑑別が必要な病気
ADMと似た病気には、
- 肝斑
- 老人性色素斑
- 炎症後色素沈着
- 太田母斑
- くすみ
などがあります。
ADMの治療
レーザー治療が中心
ADMは真皮に色素が存在するため、深部まで届くレーザーが有効です。
Qスイッチレーザー
代表的な治療として、
- Qスイッチアレキサンドライトレーザー
- QスイッチYAGレーザー
などがあります。
色素を選択的に破壊することで改善を目指します。
ピコレーザー
近年はピコレーザーによるADM治療も増えています。
特徴として、
- 熱ダメージ軽減
- 色素を細かく破砕
- ダウンタイム軽減が期待
などがあります。
ADMは複数回治療が必要なことも
ADMは深部色素病変のため、
1回で完全に改善しない
ケースも少なくありません。
状態に応じて複数回の治療を行うことがあります。
治療後の注意点
炎症後色素沈着
レーザー後には一時的に色素沈着が出ることがあります。
そのため、
- 紫外線対策
- 摩擦回避
- 保湿
が重要です。
紫外線対策
ADM治療後は特に紫外線対策が重要になります。
- 日焼け止め
- 帽子
- 日傘
などを継続しましょう。
肝斑合併例では慎重な治療が必要
肝斑が強い場合には、レーザー照射で悪化することもあります。
そのため、
- 照射設定
- 治療順序
- スキンケア指導
が非常に重要になります。
ADMでお悩みの方へ
ADMは通常のシミとは異なり、
- 色素の深さ
- 診断
- レーザー選択
が重要な疾患です。
「シミ治療をしても改善しない」
場合にはADMが隠れていることがあります。
名古屋市港区の皮膚科・美容皮膚科
名古屋みなとクリニックでは、
- シミ
- 肝斑
- ADM
- 色素沈着
- くすみ
などを総合的に診察しております。
気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。
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