自家感作性皮膚炎とは?(名古屋市港区|皮膚科・美容皮膚科 名古屋みなとクリニック)

自家感作性皮膚炎とは?

(名古屋市港区|皮膚科・美容皮膚科 名古屋みなとクリニック)

「最初は手や足の一部に湿疹があったのに、しばらくすると体のあちこちにかゆい発疹が広がってきた」
そんな症状のときに考えられるのが、自家感作性皮膚炎(じかかんさせいひふえん) です。

一見するとアレルギーやじんましんのように見えますが、原因やメカニズムは少し異なります。

🔹 自家感作性皮膚炎とは

もともと湿疹や感染など「最初の皮膚トラブル(原発巣)」があった部位から、体の免疫反応が全身に波及して起こる皮膚炎です。
つまり、最初の炎症が「引き金」となり、そこから放出された炎症物質やアレルゲンが血流やリンパを介して体の他の部分に広がることで、新しい発疹が次々に出るという仕組みです。

🔹 原因になりやすい皮膚疾患

以下のような「最初の皮膚トラブル」が原因となることが多いです。

かぶれ(接触皮膚炎)

とびひ(細菌感染)

真菌感染(足水虫など)

虫刺されや湿疹

外傷や潰瘍部位の慢性炎症

これらの部位の炎症が続くと、免疫反応が全身に拡がり、自家感作性皮膚炎を引き起こすことがあります。

🔹 症状

最初の患部(原発巣)は限られた部位にありますが、数日~数週間後に腕・脚・お腹・背中などに赤くかゆい発疹が広がるのが特徴です。

小さな丘疹(ぶつぶつ)、紅斑、時に水疱が混ざることもあります。

強いかゆみを伴い、掻くことでさらに悪化する場合があります。

🔹 治療

治療のポイントは 「原因となった原発巣の治療」と「広がった皮疹の炎症を抑えること」 の2つです。

① 原発巣の治療

抗菌薬・抗真菌薬の外用または内服

かぶれであれば刺激物の除去と保湿

② 全身に広がった皮疹の治療

ステロイド外用薬:炎症を抑える

抗ヒスタミン薬内服:かゆみを和らげる

炎症が強い場合は短期間のステロイド内服を併用することもあります。

🔹 日常生活での注意点

原発部位を清潔に保ち、かかないよう注意する

石けんの使いすぎや熱いお湯での洗いすぎを避ける

保湿をしっかり行い、皮膚のバリアを整える

症状が広がったら、早めに皮膚科を受診する

🔹 まとめ

自家感作性皮膚炎は、一か所の皮膚トラブルから全身にかゆみや発疹が広がる皮膚炎です。
放置すると慢性化しやすいため、原因となる皮膚疾患を早めに治療することが最も大切です。

名古屋みなとクリニック(名古屋市港区 皮膚科・美容皮膚科)では、原因検索から皮膚炎の治療、再発予防のスキンケア指導まで丁寧に行っております。
かゆみや発疹が全身に広がってお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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