アトピー性皮膚炎に対するエキシプレックス308の有効性。名古屋市港区、皮膚科・美容皮膚科、名古屋みなとクリニックが解説

アトピー性皮膚炎に対するエキシプレックス308の有効性
名古屋市港区、皮膚科・美容皮膚科、名古屋みなとクリニックが解説

① エキシプレックス308とは?

エキシプレックス308は、308nmのエキシマライト(紫外線の一種)を用いた光線療法です。
病変部だけにピンポイントで照射できるため、周囲の健康な皮膚を守りながら炎症を抑えることができます。
日本では「紫外線療法」として保険診療の対象です。

② なぜアトピーに効くのか?

アトピー性皮膚炎では、免疫細胞(T細胞)の過剰反応が炎症やかゆみを引き起こします。
308nmの光はこれらの異常な免疫反応を抑え、同時に皮膚バリア機能を改善することがわかっています。

炎症を起こすT細胞の活動を抑制

かゆみをやわらげる

黄色ブドウ球菌など皮膚常在菌のバランス改善にも寄与

③ 臨床研究の成果

成人・小児の局所性アトピーに対し、週1回・6〜12回の照射を行った研究で、
約7割の症例で明らかな改善 が報告されています

2023年の臨床試験では、皮膚バリア機能の改善 と 症状スコアの有意な低下 が確認されました。

2024年の日本皮膚科学会ガイドラインでも、アトピー性皮膚炎に対する光線療法は有効な選択肢として位置づけられています。

④ 治療の進め方

頻度:週1〜2回

回数:6〜12回程度で改善を実感する方が多い

部位:肘や膝の内側、首、顔など「外用薬だけでは治りにくい部分」に特に有効

治療後は一時的に赤みが出ることもありますが、数日で落ち着きます。

⑤ メリットと注意点

メリット

ピンポイントに照射できるため副作用が少ない

外用薬に加えることで治療効果を底上げできる

保険適応で受けられる

注意点

照射部位に一時的な赤み・色素沈着が出ることがある

全身の広範囲治療には向かない(局所病変に適応)

⑥ まとめ

エキシプレックス308は、外用療法だけではコントロールしにくいアトピー性皮膚炎の局所病変に対して、
炎症を鎮め、かゆみを和らげ、皮膚バリアを改善する有効な治療法です。

名古屋市港区の 名古屋みなとクリニック では、患者さんの症状に応じてエキシプレックス308を取り入れ、
従来の外用療法と組み合わせた治療を行っています。
「同じ場所がいつも悪化する」「外用薬だけでは不十分」とお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

名古屋みなとクリニック
皮膚科・美容皮膚科・内科・児童精神科・精神科
〒455-0068 名古屋市港区土古町4-20 SLR港北
TEL:052-387-8083 FAX:052-387-8084
Email:nagoya.minato.clinic@gmail.com
HP:https://nagoya-minato-clinic.com/
Instagram:https://www.instagram.com/nagoya.minato.clinic

✧———✧ ——— ✧ ———✧———✧ ——— ✧ ———✧
名古屋みなとクリニック
皮膚科・美容皮膚科・内科・児童精神科・精神科

〒455-0068
名古屋市港区土古町4-20 SLR港北

【TEL】052-387-8083
【診療時間】10:30~13:30、14:30~18:30
【休診日】月・木・土

【アクセス】
あおなみ線「港北駅」徒歩約8分
(クリニック前に駐車場があるのでご利用ください)

オンライン予約はプロフィールに載っているホームページからできます。

https://nagoya-minato-clinic.com/

✧———✧ ——— ✧ ———✧———✧ ——— ✧ ———✧

お知らせ一覧に戻る

お肌やお身体、そして心の健康について、
お気軽にご相談ください。

当院へのお問い合わせ・ご予約はお電話またはLINE、オンライン予約フォームをご利用ください。