魚の目(鶏眼)の原因と治療について 名古屋市港区の皮膚科、美容皮膚科の名古屋みなとクリニックが解説

魚の目(鶏眼)の原因と治療について

こんにちは。名古屋市港区の皮膚科、美容皮膚科【名古屋みなとクリニック】です。
今回は、足の裏や指にできて痛みの原因になることもある「魚の目(うおのめ)」について、原因と治療法を詳しく解説します。

✅ 魚の目とは?
魚の目とは、医学的には**鶏眼(けいがん)**と呼ばれる良性の皮膚疾患です。
皮膚の一部に慢性的な圧迫や摩擦が加わることで、角質が局所的に分厚く硬くなり、中心に芯のような角質(角栓)が形成されます。
この角栓が皮膚の奥に向かって食い込むため、歩行時や圧迫時に痛みを感じるのが特徴です。

✅ 魚の目と似たものとの違い
タコ(胼胝:べんち)
 → 皮膚が広範囲に硬くなりますが、芯がなく痛みは少ない傾向

ウイルス性イボ(尋常性疣贅)
 → ヒトパピローマウイルスが原因。出血点や黒い点が見られ、魚の目とは異なる治療が必要です。

✅ 魚の目の主な原因
合わない靴・ヒール・硬いインソール
 - 足の一部に過度な圧がかかることで角質が反応して肥厚します

歩き方のクセや姿勢の異常
 - 外反母趾や偏平足、骨の変形などにより一部に摩擦が集中します

職業・スポーツ・長時間の立ち仕事
 - 同じ場所に継続的に負荷がかかる生活習慣が影響します

✅ 魚の目の治療法
当院では、症状の程度や再発の頻度に応じて、以下のような治療を行っています。

① 角質の削除(メスまたは専用機器)
芯の部分を物理的に削る治療です

痛みの軽減が即座に得られることが多いですが、根本原因を取り除かないと再発しやすくなります

② 外用薬による治療
主にサリチル酸や尿素などの角質軟化剤を使用します

薬の種類 内容 使用目的
サリチル酸外用薬(イボコロリ、スピール膏など) 角質を化学的に溶かす 芯の除去を促進
尿素外用薬(パスタロン、ケラチナミンなど) 周囲の角質をやわらかくする 局所の圧迫緩和

③ 足底圧の評価と靴・インソールの指導
魚の目は再発しやすいため、靴の見直しや足底圧の分散が非常に重要です

必要に応じて、整形外科との連携やインソールの作成を提案する場合もあります

④ ウイルス性イボとの鑑別診断
見た目が似ていても治療法は大きく異なるため、正確な診断が重要

疑わしい場合はダーモスコピーや冷凍凝固法(液体窒素)による対応を検討します

✅ 自己処理のリスクについて
市販薬やヤスリなどで自己処理をされる方も多いですが、

健康な皮膚を傷つける

誤ってウイルス性イボを拡大させる

糖尿病や血流障害のある方では傷が悪化する恐れ

といったリスクがあります。
痛みが強い・再発する・自己処理が難しい場合は、皮膚科を受診してください。

✅ 名古屋みなとクリニックの対応
当院では、魚の目に対し以下のような丁寧な診療を行っています。

診断:視診・触診・必要に応じてダーモスコピー

処置:芯の除去処置、外用薬の選定

生活指導:靴の見直しや足のケア方法

他科連携:必要に応じて整形外科・義肢装具士への紹介

✅ まとめ
魚の目とは? 角質が厚くなり、芯ができて痛みを伴う皮膚疾患
主な原因 圧迫・摩擦・歩き方・靴の不適合
治療法 物理的除去+外用薬+予防的ケア
注意点 自己処理よりも専門的な診断と治療が再発防止に重要

魚の目でお悩みの方は、お気軽に【名古屋みなとクリニック】までご相談ください。
日常生活での痛みや不快感を軽減し、再発しにくい足元づくりをサポートいたします。

名古屋みなとクリニック
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