二の腕のボツボツに対して効果のある軟膏、内服、施術は何か?

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名古屋市港区の皮膚科・美容皮膚科、名古屋みなとクリニックです。

二の腕のボツボツに対して効果のある軟膏、内服、施術は何か?

二の腕の“ボツボツ”は、医学的には主に「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」と呼ばれる状態です。通称「サメ肌」「二の腕のぶつぶつ」などと呼ばれ、毛穴に角質がつまってザラザラ・赤みが出る皮膚の良性疾患です。

✅ 毛孔性苔癬に対して効果のある治療まとめ

🔸 外用薬(軟膏)

薬剤商品名例効果・特徴
尿素軟膏(10~20%)ウレパール®、パスタロン®など古い角質を柔らかくして排出を促す/保険適応あり
サリチル酸ワセリン角質溶解作用で毛穴の詰まりを改善/赤みにはやや刺激性あり
アダパレン(ディフェリン®)ディフェリン®ゲルビタミンA誘導体/角化抑制/保険適応外だが効果的
ヒルドイド®系保湿剤ヘパリン類似物質保湿によりバリア機能をサポート/尿素との併用も可

🔸 内服薬(体質改善・補助的)

薬剤・成分期待される効果
ビタミンA誘導体(トレチノイン内服など)※保険外強力な角化抑制効果(海外で使用例あり)
ビタミンB群(B2・B6)皮膚の代謝改善に/サプリメントとしても使用可能
漢方薬:荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)皮膚のざらつき・体質改善を目的に使用されることがある(保険適応)

🔸 美容施術(医療機関)

施術名効果・特徴
ケミカルピーリング(グリコール酸など)古い角質を除去してなめらかに/複数回必要
レーザートーニング(YAGレーザーなど)色素沈着(赤み・茶色)を徐々に改善/複数回
ダーマペン+ピーリング剤併用毛穴詰まりと肌質改善/赤みやざらつきに有効
トレチノイン塗布(自費診療)ビタミンAで角化改善/医師管理のもとで使用

✅ 治療のポイント

完全に治すのは難しいが、角化を抑え保湿を続けることで「目立たなくする」ことは十分可能。

思春期以降は自然に改善することもありますが、長期的なスキンケアと医療介入の併用が鍵。

赤みや色素沈着が強い場合は早期に医師の診察を受けることが重要です。

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