しわ治療に対する、ボトックスの有効性について

しわ治療に対する、ボトックスの有効性について

こんにちは、名古屋市港区の皮膚科・美容皮膚科、名古屋みなとクリニックです。

今回は、しわ治療に対する、ボトックスの有効性について解説します。


ボトックス(ボツリヌス毒素製剤)は、表情ジワの改善に対して非常に高い有効性をもつ治療法として、世界中で広く使用されています。日本でも美容皮膚科・美容外科でのしわ治療において第一選択とされることが多いです。

✅ ボトックスの有効性:しわ治療の原理
▶ ボトックスとは?
有効成分:ボツリヌストキシンA型

筋肉の動きを抑えることで、「表情ジワ」の原因となる筋肉の収縮を一時的にブロック

💡 効果のメカニズム
表情筋に注射 → アセチルコリン放出をブロック → 筋肉が弛緩 → シワができにくくなる

筋肉が過剰に収縮していた部位での皮膚の折れ目が改善

時間とともに浅くなったり、シワそのものが目立たなくなることも

📌 対象となるシワの部位と効果
部位 効果の出方
眉間の縦ジワ 非常に高い効果・表情がやわらぐ
額の横ジワ ナチュラルな改善が可能(過剰投与に注意)
目尻の笑いジワ 目元が若々しく見える
あごの梅干しジワ 皮膚の凹凸がなめらかに
バニーライン(鼻の横ジワ) 表情癖によるシワが軽減

⏱ 持続期間・発現時期
効果発現:2~7日程度

最大効果:2週間後

効果持続:約3〜4ヶ月
(個人差あり。回数を重ねることで持続期間が延びる場合も)

👍 メリット
メスを使わない非侵襲的治療

ダウンタイムほぼなし(軽度の内出血程度)

表情筋のクセを抑えることで、将来の深いシワ予防にもなる

⚠️ 注意点・副作用
注射部位の内出血・腫れ(数日で消退)

効果が強すぎると「表情が硬くなる」「まぶたが重くなる」ことがある(適量調整が重要)

持病(重症筋無力症など)のある人には使用不可

妊娠中・授乳中は使用不可

✅ まとめ
項目 内容
対象 表情ジワ(眉間、額、目尻など)
作用機序 筋肉の収縮を抑えてシワを防ぐ
効果発現 2〜7日、持続は3〜4ヶ月
メリット 非外科的・即効性あり・予防にも有効


しわ治療は、深いしわが入ってしまう前からスタートする必要があります。

定期的にボトックスを施術することでシワ予防していきましょう!!


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